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記録はこちら 常任委員会記録(平成26年) | 函館市

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(1)

午後1時34分開議

委員長(工藤 篤)

開会宣告

・ 議題の確認

1 閉会中継続調査事件

(1) 街の顔としての函館駅前通のにぎわいづくりについて

委員長(工藤 篤)

・ 議題宣告

・ 前回の委員会で確認された課題・問題点等を踏まえ、今後の方向性について各委員の意見や考えを 発言していただき、委員会として一定の考え方をまとめていきたいと思う。お手元に配付している「課 題と今後の方向性(案)」をごらんいただきたい。前回でも同様の資料を配付したが、協議により追加 された課題等があったため、赤字で追記の上、改めて配付している。1ページ目の「街路整備につい て」では、(1)「街路灯」にかかわって、函館らしさが感じられないのではないか、なぜこのような 形にしたか、根拠を明確にしたほうがよい。(2)「街路樹」にかかわって、イタリアポプラは、相当 大きくなることから倒木の危険性のほか、落ち葉の問題にも配慮する必要がある。(3)「歩道」にか かわって、観光客だけではなく、高齢者や子供連れの方などの日常生活のほか、冬期間の路面凍結な どの地域特性を考える必要がある。(4)「イメージの共有」にかかわって、函館市として整備方針を より明確にした上で、部局間や関係団体等との間でイメージの共有を図る必要がある、などの課題・ 問題点が確認されていた。これらの課題・問題点を解決するためにどうすべきかなど、今後の方向性 について、発言をいただきたい。

松宮 健治委員

・ 街路樹については、市民の皆さんから賛否両論がある。本来であれば町内会とか自分のところで落 ち葉を処理していただきたいというのが本音だが、高齢者がふえているので、なかなか自分でも処理 できないという強い要望をよくいただく。場所によっては、大きくなりすぎて日陰になるから切って くれという要望もある。私としては、基本的に木は切りたくないという気持ちがあるが、街路樹に関 する市民の方々の注文は、どちらかというとマイナスのものが多い。確かに並木としてのポプラはい くつかあるし、千代台にも大きなものがあるのだが、ポプラを街路樹として見たことはあまりなく、 日本でやっているところも少ない。一回植えると勝手に植えかえができないので、アンケートを取る のがいいとは思わないが、落ち葉の対策や樹種についてはもう少し綿密に、函館の風土に合った樹種 をきちんと選定すべきと思っている。

井田 範行委員

・ 街路灯の関係で、函館らしさを前面に出せばいいというのは共通の意見だと思うが、函館らしさと は何かという各論に入ると極めて難しい問題になる。街路灯は、たしか旧型のイメージで全面を照ら す形だったと思うが、なぜこのような形にしたのかという根拠を聞くことによって、ある程度整理さ れていく。その考え方がいいのか、悪いのかは意見が分かれるが、なぜあのような形と間隔にしたの

(2)

かという根拠は整理した方がいいのではないかと思っている。今、松宮委員からもお話しがあったよ うに、行政で植えるのだが、落ち葉や虫の問題などの最終的なメンテナンスも含めて、いろんな問題 が出てくると思うので、地域のコンセンサスを得ながら進められるべきである。行政が押しつけるの ではなく、地域を理解することが非常に重要ではないか。また、歩道の問題についても、キャスター が動くなど、いろいろな意見が出ている。凍結路面の問題に関して、要望として「ロードヒーティン グをお願いします」と言うのは当たり前だが、お金の話も出てくるため非常に悩ましい。

委員長(工藤 篤)

・ 資料を配付する。

(事務局 資料配付)

委員長(工藤 篤)

・ 今、お配りした資料をごらんいただきたい。前の委員会で、これがコンクリートではないという話 があり、当委員会としてはいろんな懸念を出していたが、担当部局にアプローチをしたわけではない し、今後もそういう方向性にはならない。当委員会の考え方としてまとめたものを提言することにな るので、そういう視点で意見を出していただきたい。

出村 勝彦委員

・ 街路樹として、ポプラは合わないのではないかということは前にも言った。井田委員から話しがあ ったように、市は地域の商店街の人たちのコンセンサスを得るべきである。そのことに尽きる。その 過程として、私たちが視察をしてきた丸亀町商店街の方式のように、地域だけでなく、見識の高い人 たちも入れた上で考えるということも必要ではないか。

委員長(工藤 篤)

・ 担当部局の考え方は考え方としながら、当委員会では、いろいろと話をした中で懸念されるものが 幾つかあったということを、文言の整理をして提言してはどうか。たしか前の委員会で副委員長も、

「街路樹は一回植えてしまうと簡単に変更ができないので、専門の方に意見をいただきながらやった らいかがか」と発言していた。

本間 勝美委員

・ 前の委員会の中で、ポプラは街路樹にふさわしくないということで取り上げた。実際には、札幌の 北大や道庁の赤レンガ前にもイタリアポプラがある。ものすごい大木である。最近、専門家に会うこ とができ、「今、駅前通でイタリアポプラを植えるという考え方が出ている」と話をしたら、「それは あり得ない」と言っていた。維持、管理するのに相当のコストがかかるようである。イメージ図で見 ると、歩道がすごく狭い場所なのに、広場のように広大なところに生えているイタリアポプラの写真 が載っているので、街路樹としてはふさわしくないのではないか。競輪場の前にカツラが街路樹とし てあるようだが、成長が遅いらしい。放っておいても、コストがかからない木なので、伐採する必要 もないのだが、競輪場の前にある木は伐採されているそうである。本当は、そんなにコストをかけな くてもいいような木のようである。同じようなことが函館市全体に言えるのかもしれないが、競輪場 と道路管理者である土木部などでは木の専門家の知恵を借りる場面がきっとないのだと思う。出村委 員もお話ししていたが、街路樹や照明などについて、専門の方に相談してもらうよう、当委員会から

(3)

函館 市 に対 して 働きか けて いけば いいの では ないか と思 ってい る。ま とめ の方向 性の中 には、「 地域 の実情に合わせたきめ細やかな」という部分に入るのではないか。配慮する必要があると市に対して 提言を行えばいいと思っている。

委員長(工藤 篤)

・ 担当 部局 には委 員会 として 提言す るが、 あく まで もここ は国道 278号 線で、 国の管 轄である。 事業 主体の国に対しては、当市としてこう考えているということを要望するので、担当部局に対する当委 員会の提言は、我々の考え方について、十分に配慮して対応してほしいという形式になると思う。だ からと言って型にはめるわけではなく、いろいろな御意見をいただきたいと思う。

吉田 崇仁委員

・ イタリアポプラにそこまでお金がかかるというのは初めて聞いた。函館らしさを考えた駅前のまち づくりと言うと、カナダのハリファックス市と函館市が姉妹都市であることを思い出す。毎年、クリ スマスファンタジーでモミの木を提供していただいているので、この姉妹都市と連携をとりながら、 モミの木というのも一つ参考になるのではないか。木の専門家に聞いて、モミの木もいいということ になれば、それもリストに挙げてほしいと思う。

委員長(工藤 篤)

・ 街路樹については、専門家の意見を参考にしながら函館にふさわしいという方向性で、一定の共通 認識を持つことができるのではないか。

吉田 崇仁委員

・ カナダも寒いところなので、函館と似ている。気候的には問題のない木ではないか。

委員長(工藤 篤)

・ 大きくなるのではないか。

吉田 崇仁委員

・ 同じくらいである。モミの木はマツ科であり、トドマツと似ている。モミの木も面白いのではない か。

小山 直子委員

・ 街路は余り広くはないと思う。ただ、市内で街路樹があるところは幅を割と広めにとってあり、車 椅子が通ったり、乳母車を押したりする場所が狭くなっている。街路樹中心というより、人が歩きや すいということを考えてほしい。先に街路樹の部分の枠を広く取っているところがあるので、余りそ ういう形ではなく、自然な形で進めていただきたい。

福島 恭二委員

・ 去年から同じようなことをやっている。私たちの意見として、一定程度の問題点を上げて集約した はずである。これに応えられるのか、応えられないのか、理事者の考えを聞いて、それに応じた次の 展開があるはずなのだが、そういうものが何も出てきていないので、これ以上の議論はできないと思 っている。前回も同じようなことをまとめているから、一回、理事者に結果を聞いてみたらいいので はないか。理事者がどういう見解を持っているのか、その見解を聞いて、それに対して、また、それ でいいのか悪いのか調査する。我々の意見が取り入れられるものなのか、取り入れられないのか。街

(4)

路樹の話も前から出ているし、懸念もある。専門家についても、雇うのかどうかはわからないが、聞 いてみたらどうかということもあった。確かにポプラであれば葉も落ちるし、整理整頓も大変である。 余りに長生きで高いものになれば、伐採という問題も当然ある。函館らしく、地形にあった木にする べきだと思う。先ほど副委員長が言った競輪場の木については、コストがかかるから、葉が散らない ような木はないのかという話が出て、別の木を植えたという記憶がある。それが功を奏して、従来の ものより葉が落ちず丈夫であるということで効果があった。こういう話は前から聞いている。そうい った試行錯誤をして、これはいいなという方向性も大分見えてきている。だから、そういう成果をま ちづくりに生かしていくことがあってしかるべきなのだが、そこをまた別のこととして考えてしまっ ているので、いかがなものかと思っている。ともあれ、我々が出した意見に対して、理事者で生かさ れるのかどうかということを確認しながら、次の展開に向かっていったほうがよいのではないか。

委員長(工藤 篤)

・ もっともな意見だと思うが、スケジュールの関係もあり、担当部局とキャッチボールをする日程を とるのが難しいということもあるので、当委員会の考えを一つの提言としてまとめ、それを市に受け とめていただき、国や関係機関との協議に入ってもらうという形で進めていきたいと思うので、御理 解をいただきたい。

福島 恭二委員

・ 国道の問題なので、国との話し合いが必要だが、最近は地方分権時代、地域主権と言われながら、 依然としてこういった問題になると国の意見を伺う。しかし、これまでの経過からいくと、地方の考 え方 がそ のま ま100 %通る ことは まずな い。 補助 金を出 すのだ から、 俺らの 言う こと も聞け という こ となのかわからないが、どうも本末転倒。地域主権の時代だから、地域の考え方も生かしていくのが 国ではないかと思うが、どうしてもその辺が依然として昔ながらの中央集権時代の思想、発想でもっ て進めている。これは地域独自の政策なので、地域の合意の上に立ったものとして国に上げ、国がそ れを追認するということでなければ、なかなか思ったとおりのことはできないと思う。そこも強く指 摘し、要望しながら進めた方がいいのではないか。

委員長(工藤 篤)

・ もっともな御意見だと思うし、それを実現するためにも、担当部局は担当部局、当委員会は当委員 会として議論を収れんして、一丸となって国に働きかけていきたいと思うので、御理解いただきたい。

・ 今後の方向性については、各委員から意見があったとおり、函館駅前通の街路整備の実施主体は国 ではあるが、障がい者や高齢者、子供連れ等への配慮、函館の顔としての景観、積雪寒冷地等の地域 特性など、地域の実情に合わせたきめ細やかな整備を行うことができるよう配慮する必要がある。そ して、歩道、街路灯、街路樹、その他の工作物は、函館の顔である函館駅前通の街並みを左右する重 要な要素であり、落ち葉や凍結路面の問題などで地域住民の生活に直結しているので、函館市として も部局間や関係者団体等との間でイメージの共有を図り、地域一体となって、事業実施主体との協議 に臨んでいただきたいという形で進めたいと思うが、いかがか。(異議なし)

・ 2ページの「街並み・景観」についてだが、アーケードの撤去後、店舗ごとにふぞろいな景観が露 呈される。アーケード撤去後の景観に係る規制の必要性について議論する必要がある。アーケードの

(5)

撤去後どうするか、商店街としてイメージが意思統一されていない。フラッグ、街頭スピーカーなど 細部までイメージしておく必要がある、といった課題や問題点等が確認されている。これらの課題、 問題点を解決するためにどうすべきかなど、今後の方向性について改めて意見をいただきたい。

松宮 健治委員

・ 高松丸亀町商店街の考え方は非常に参考になった。丸亀町商店街は、自分たちの思いというか自負 がすごく強いところで、公はいらない、自分たちで頑張る、というのがはっきりしていたので、結果 的には維持費はかかるがアーケードを残した。アーケードを残すか残さないかは、地元の意思が強く 出ていればいいと思う。今の実態では維持管理が難しいから撤去はやむを得ない、という消去法で撤 去することになってしまったのではないかと思うが、いずれにしても、もう一回商店街の方々と意見 のやり取りができるのであれば、アーケードを撤去した後のまちづくりや商店街づくりについて意見 交換をしたい。函館の商店街の方々が丸亀町商店街の方々と意見交換をするのが一番の早道だと思っ たほどなので、そういう意味では、この3つ目の商店街としてのイメージ、意思統一は、一番のかな めだと思っている。委員会としてもう一回意見のやり取りがあればいいと思っている。

福島 恭二委員

・ 商店街がアーケードを撤去したということは、アーケードを撤去せざるを得なくなったというか、 むしろシャッター街に等しいほど、閉鎖した店が出てきたがゆえに、アーケードをつくって一体感を 持たせる意味合いがなくなったのではないかと丸亀町商店街を視察して感じた。そうなる前に対策を しなければならなかったのではないか。一定程度の商店街を形成するためには、アーケードがあった ほうが一体感が生まれるし、暑いところでは日よけや雨よけになり、北海道のように寒いところでは 寒さしのぎにもなるし、雪を排除することにもなるので、それぞれさまざまな用途と利用価値がある と思う。だからやはり、商店街を形成するには、ただ、函館市の大門の場合は、アーケード街をつく るには広過ぎる。そういう中で、このイメージ図では立派に見えるが、実際にアーケードを取ってし まったら、きれいになって広くなったというだけで、一体感はなくなると思う。老朽化したものを撤 去するのは仕方ないが、視察した宮崎市のように、歩道に傘をかける程度のものは最低限必要ではな いか。函館市の場合は、新たにそういったものをつける、日よけみたいなものをつけるということは 必要ではないか。それによって一体感を出せるということになってくるし、より商店街らしくなるの ではないか。一階の部分しか屋根がないから、二階まで高く設置して、二階からでも街を見られるよ うにするべきだと思う。なくなってもいいから別なものをぜひつくってほしいということを申し上げ たいと思う。

委員長(工藤 篤)

・ 事実確認をしておきたい。高松丸亀町商店街は、一度アーケードを撤去したが、やはりあったほう がいいということで改めて商店街でつくり直した。ことし2月の都心商店街との懇談会では、十分そ のことは理解できるが、空き店舗が多くなっていく中で、管理運営上アーケードを維持できなくなっ たので、この機会に助成金等も含めて撤去し、その後、ファサード等の統一感を持たせる方向性で考 えているという発言があった。都心商店街は、アーケードの撤去について、今が最初で最後のチャン スだという認識で一致している気がした。

(6)

出村 勝彦委員

・ 店を継続していきたい人は、アーケードがあったほうがいいと考えるが、商店街の理事長などは撤 去したいのである。後継者もいないし、店をやって借金するのも嫌だと、この二通りが交差している。 店を継続しても昔の商店街のようにうまくいくかわからないし、歳も歳だからこの際やめたいと。こ の二通りの人たちが入り交じっているから一つにまとまらない。これをまとめていくためにどうする かと言えば、いろいろな専門家の意見を聞いて対案を出し、行政や我々が考えるのではなく、その辺 をよく今の商店街の幹部の人たちにも理解してもらうことで、新幹線が来る、函館としても十分やっ ていけるというよい機運をつくっていかなければ、なかなか一つの気持ちにはなっていかないだろう。 土地の問題については丸亀町商店街のやり方も一つの方策ではないだろうか。

委員長(工藤 篤)

・ アーケードはあったほうがいいが、もう相当古くなっているし、維持管理するのは不可能に近いと いう現実があるので、この機会に撤去して、その後に最低でもファサードなど商店街に一体感を持た せる方向性を見出していきたいというのが共通した考え方のようである。それに対して、当委員会は、 こういうふうにしていけとはなかなか言いづらいので、そうした方向性を一定程度認識しながら提言 をしていくしかないのではないか。

井田 範行委員

・ アーケードはないよりは当然あったほうがよい。しかし、維持するためには大きな問題があるとい うことで、撤去される可能性が高いという受けとめの中では、補助金がいいのかどうかはわからない が、アーケードを撤去した、道路、歩道もきれいになった、街路灯はこうなったと。アーケードがな くなったことによって、そこの部分がどういう形になるのか。米子市では、一体感を出すために、ア ーケードを撤去した後に補修、美化するための補助金を出していた。ある一定の規制も当然必要だと 思うが、規制の裏には補助というのも当然必要なので、その辺、補助金がいいのかはわからないが、 一定の規制と支援策は必要ではないだろうかと強く感じる。

○福島 恭二委員

・ 同感である。老朽化したということもあるが、アーケードを維持できなくなったというのが最大の 問題である。ないよりはあったほうがいいという意見があったように、あったほうがいいはずである。 それなのに、次に出てくる言葉は維持管理が大変だと、商店街の組合員がどんどん少なくなっている と、誰が負担するのか、負担しきれないというような話がよくあった。最近聞いた話だが、結局今、 居酒屋みたいな店が何軒か出ている。横通り、高砂通りに入ってからはあるのだが、表通りには居酒 屋などはなかった。そのことに対して結構違和感を持っているようである。昔の人たちから、あのよ うな店ばかりできて嫌になった、イメージが崩れるみたいな話が飛び出して来た。何を言っているの だろう、何でもいいからにぎわえばいいのではないかと思ったのだが、裏を返せばその人たちはよそ 者で、商店街の組合員にもならないし、基本的に介入してくるという意識もないみたいだと。だから 結局、店はできるけれど、ただ出てきているだけだと、自分たちは皆、街灯料等を払っているという 不満がある。そういう人たちもきちんと仲間に入れて回収して、維持管理がかかるからと説明をして、 仲間に引き寄せるような運動をすればいいのではないかと思うがその辺があまりない。だから前から、

(7)

どうしたいのだろうと、やはり大門としてはこうあるべきだというイメージづくりが大事だと言って いるのはそこにある。自分たちで自分たちのまちをどうしてほしいのかと言っている。国も市も全部 支援をすると言っているのだから。アーケードをつくるとたしかに、地元の人ばかりでなければ、市 だけでなく国の支援も必要である。支援をしないということにはならないと思うが、支援をすると同 時に、自助努力をしてもらわないと困るので、きちんとイメージづくりをしてほしいというのが私の 提言である。

○委員長(工藤 篤)

・ 方向性としては、商業者等の自助努力の推進ということか。そして、良好な景観形成のための商業 者等の自主的なルールづくりの検討。建築物の、例えば2階以降の景観、色彩のルールづくりも必要 だろうと井田委員、福島委員からも話があった。商業者や商店街等が行う景観形成に積極的に行政と して支援していく、補助制度なり、あるいは無利子貸付の充実等、行政としての対応も必要ではない かということが、今話し合われている中で方向性として出てきた。そして、大門のイメージをどうし ていくかということ。これは都心商店街の人方の話し合いの中で、あるいは中心市街地活性化の対応 の中で出てくるのを期待するしかないと思っている。まとめの方向性としては、景観に配慮した街づ くりということで、街路整備やアーケードの撤去、さらには電線類の地中化は、函館駅前通の街並み

・景観に大きな影響を与えることから、これらの事業の実施に伴って、函館駅前通について、函館の 顔としての景観上の配慮が必要だと。商業者等の自助努力、そして行政としての支援策ということを 提言していきたい。そして、市、道路管理者、商店街、地域住民の連携強化ということで、国に任せ るということではなく、国がそういう方向に持っていけるように、市なり私ども、地域住民がアプロ ー チを して い く必 要が あ ると 、 そう いう ふう にまと めの 方向と しては 考え ている が、い かが か。(異 議なし)

・ 3ペ ージ 目の「 地域 の一体 感」に ついて だが、「 地域に 一体感 が感 じられ ない」、「長く商売を して いる方と新しく入ってきた方とで、まちづくりに対する温度差がある」、「商店街として、まちづくり に対する方向性が定まっていない感じがする」、「商店街に主体性をもって動いていくという意識を高 めてもらう必要があるのではないか」、「商店街など地域が意欲を示し、それを実現するために市に働 きかけ、市はその関係づくりをきちんと行うといった関係を整える必要があるのではないか」などの 課題、問題点が確認されてきた。これらの課題、問題点を解決するためにどうすべきかなど、今後の 方向性について、改めて発言をいただき、一定の方向性を見出したい。

○井田 範行委員

・ 温度差を埋める方法と言っても、答えが出ない部分で、これは皆さん同じ思いだと思う。ただし、 一体感を持てという提言ではなく、もっと具体的に言わなければだめで、やはりこの一番最後の部分 に記載していることだと思う。行政がこういう地域ではこういう形で一体感を出したなど、いろいろ な一体感の出し方を発信する。温度差はあるが、その温度差が少しでも小さくなったときに、まちと いうのは思った方向に歩いていくことができるという一体感を持つ手法の話だが、そういうことしか 行政側はできないのではないか。丸亀町も米子も強力な個性の強いリーダーシップをとる方がいて、 ああいう形になっていった。リーダーシップがある人、出てきてくださいと我々が提言しても意味の

(8)

ないことなので、我々は仕掛けづくりというか、こういう形になっているという情報提供を行うのが 議員であり、行政の役割である。最終的には、啓発を促すことしかできないという感じがしている。

○小山 直子委員

・ 函館の事情がよくわからない中での話になるが、米子市の商工会議所の方が中心になってまちづく りをしたということに対して、ものすごく感動した。もちろん商店街の皆さんが中心になってやるの は大事なことだが、函館市の商工会議所も新幹線を迎えるに当たってのまちづくりを今盛んにいろい ろされている。そういう意味で商店街の皆さんに頑張れ頑張れと言うだけではなくて、一緒に松宮委 員がもう一回懇談したいと話していたが、商工会議所の皆さんだとか、大門の路地裏探偵団とか、何 かそういうことで活性化を図ろうとしている団体の方々に声をかけた中で議論ができると商店街の方 々の整理もついてくると思う。どういうことが要望されていて、何が足りないのかという整理がつく のではないかと、米子市の商工会議所の方の熱い話を聞いて思ったので、そういうことも実現できる といいと思う。

○福島 恭二委員

・ 私が言うまでもなく十分承知していると思うのだが、これまでの函館の歴史からすると、まちづく りについては全てが行政主導である。それに住民が乗っかってくる。だから極端に言うと、行政が提 言して、行政のとおりやることができたというか、やってきたというのがこれまでの状況である。だ から結局、行政が手を引いてしまうと何もなくなる。言ってみれば、お金がなくなって、衰退してい まう。住民の自助努力がないから、専門家、学者や先生たちを入れて、懇談会のようなものをつくっ て、一つにまとめて提言したのではないか。一定程度のまちづくりイメージを何かに書いてあるので はないか。

○委員長(工藤 篤)

・ 懇談会というのは、専門家というよりも、市で今までやってきたいわゆる諮問委員会のパターンな ので、まちづくりの本当の専門家が必ずしも中に入ってるとは・・・。

○福島 恭二委員

・ 未来大学の先生などが入っているので、専門家ではなくてもそれに近い人である。それぞれ専門家 と言えるのかどうかわからないけれど、いずれにしても、そういった懇談会みたいなものをつくって、 提言をして、諮問したわけである。だから、それに基づいて我々が議論して、商店街の意見を聞いた りして調査している。そういうものがあったから、それに対して商店街はまずどう考えるのかという ことが本当はあってしかるべきである。それが何回も言っているように、彼ら自身のイメージができ 上がってないので、こちらから押しつけられたみたいな、提言されたみたいなものに乗っかって議論 しているものだから、それに基づいてもう少し、じゃあこうしてほしいんだということがあってほし いのだが、それもない。結果的に、行政の意見を聞いて、議会がああだこうだと議論している。だか ら結果的に昔と何ら変わらない方向で収まりそうな感じである。それでは一時だけかもしれないが、 地元の人が自分で活性化して、継続していくのだから、やはり我々が提言、意見、支援、関係づけは するけれど、実際にやるのは商店街の皆さんなのだから、そこはもう少し主体性を発揮して、こうあ ってほしいということをやっていかない限り、なかなかいいものはできないのではないかと心配して

(9)

いる。

○委員長(工藤 篤)

・ 福島委員の思いは十分にわかるが、当委員会の立場としては商店街にこうしてほしいとか、ああし てほしいということは、なかなかストレートには言えない。提言としては、当委員会としてはこうい うふうに考えていると、経済部を通してやり取りしてもらうしかない。

○福島 恭二委員

・ もちろん。我々直接懇談会やるということがあったけれども。

○委員長(工藤 篤)

・ それは意見交換の場であるから。

○福島 恭二委員

・ そこの場で伝えるということは必要である。しかし、今のところは、我々が行政に提言して、行政 からこうする、ああすると商店街に言って、商店街は意見を聞いてやっているというのが流れである。 そこのところをもう少し主体性を持たせるようにしたほうがいいと思う。

○委員長(工藤 篤)

・ 悩みどころである。

○福島 恭二委員

・ 悩みだが、そうでなければおんぶにだっこで、いつも同じ状態である。行政が転べば皆転ぶという ような状態である。だから主体性がない、残念だけれども。皆、人まねはするけれども、主体的に自 分たちが立ち上げてやるという機運がない。だからいつの時代も我々は環境づくりをお手伝いするだ けだと言っているつもりなのだが。第一にそういうことを、口を出すがお金も出すような教育体制も つくろうじゃないかということを言っていたつもりなのだが、その後がない。だから今度は、それを 繰り返したのではこういう厳しい時代だから、せっかくお金をかけて一新したとしても継続はできな いことになっていくのではないかいう心配もあるので、そこをきちんとしていかなければまずいなと 思っている。

○委員長(工藤 篤)

・ 行政と地域、ここで言うと中心市街地の商店街の人方が本当に一体感を持ってというところが、今 のところはなかなか見られない。その現状は先ほど出村委員がおっしゃったような地域の実態もある ので、そこを全く無視して自助努力でばんばんやれと言うわけにもなかなかいかないという悩みどこ ろもある。福島委員がおっしゃるようなことは十分理解をしながら、それがうまく伝わるような方法 を、文言の整理も含めて提言していかなければならないと思う。

○福島 恭二委員

・ 人口がどんどん減っていく時代だから、国もコンパクトシティだと言っている。当然のことだと、 いい考えだと、だからインフラも整備されているこの中心市街地を再生するのは今だと、そしてやっ ぱり市街地が拡大しないようにしようじゃないかと言ってきたはずである。しかし、商店街に注力し たのではない。行政がどんどん拡大、逆に矛盾することをやってきた経過があることはもちろんだが。 だからそれはイコール我々自身も悪いというか、議会も反省していかなければならない問題であるが、

(10)

結局その理由として、人口が減る、経済は疲弊するという中で、税収もさっぱり上がらない。固定資 産税をどんどん上げて、どんどん家を建てればいいのではないかということに何となくそうだなみた いなものに乗ってきたというのも一つの理由ではある。

○委員長(工藤 篤)

・ 富山市ではそれで失敗をして、一時的にはカンフル剤になったとしても、最終的には広がりすぎて 都市構造の問題も含めて、中心市街地を活性化しようという機運が見られた。視察に行ってそういう お話も聞いてきた。

○福島 恭二委員

・ 車社会を展望できなかったという悩みもある。昔は、駐車場を考えた商店街は一つもなかった。結 局、車がどんどんふえていくのに駐車場の整備が遅れてきたというのも一つの理由である。だから、 時代の流れをきちんと展望しながら、取り組むことが大事だったと思うのだが、そういう点でも、市 役所任せだから、乗り遅れてしまったという感も否めない。

○出村 勝彦委員

・ 付け加えれば、函館というところは、商店街の変遷を見てみれば、きっかけで変わっていく。例え ば、十字街に丸井があったが、今度ここに棒二ができて、その後、さいかだとか和光ができたりして、 大分商店街らしくなってきた。それから今度は、五稜郭に移っていった。丸井のところに日本清酒と いう清酒工場あった。私は当時、商工部で商店街診断などをやったりしていたが、大門と比較したら もう雲泥の差であった。

○委員長(工藤 篤)

・ どこが。

○出村 勝彦委員

・ 五稜郭。本町商店会と商業会と、それから五稜郭の行啓通会の皆さんによく相談をした。日本清酒 の支店長に、丸井さんがこちらに出てきて、売りたがっている。市長も一生懸命になっている。丸井 が十字街でだんだん下火になっているからと言ったことがきっかけで、あそこに移ることになった。 それから今度は、商店街が向かい側にホリタをつくったが、初めはスーパーだったので、大門でやっ ていたのだが、あそこにデパート形式のものをつくって、あの地域ができた。そのうち今度は、長崎 屋だとかヨーカドーなどが亀田に進出してきた。大手には、人口が集まっていくところにそういうも のをつくるという流れがある。そこへ持ってきて、今また前の大門みたいにしたいということでやろ うかということだが、大門の人たちも歳をとってきた。市も和光ビルのところにああいうのをつくっ て、一つの呼び水にしたいという思いがある。大手のそういうようなことも、運動していくことも一 つの方策である。これは市がやるのではなく商店街の人たちが考えていると思う。そういうことも含 めた上で総合的に見なければならないと思う。

○委員長(工藤 篤)

・ いずれにしても、地域が一体となったにぎわいづくりの推進を図っていかなければならない。しか し一方で、商業者それぞれの意識や経済力、経営方針、後継者の問題も含めてある中、まちづくりに 対する温度差がある中で、市と地域が連携し、にぎわいづくりの機運の醸成を図ることが重要であり、

(11)

そのための積極的な対応が必要だと。市と地域が連携し、むしろその地域、今回で言えば都心商店街 が大門のイメージづくりも含めた積極的な熱意を揮発するというか、そういう形を改めて原点に帰っ て進めていく必要がある。行政と地域の連携についてだが、協議の場の設定や協働型のセミナーの開 催なり、連絡体制の強化など市が中心的な役割を果たしながら、地域住民、商店街、まちづくり会社、 民間事業者が一体となって取り組むことができる体制を模索していきたい。そういう整備をしていっ てもらいたいと。まちづくりへの参画意識の醸成としては、商店街やTMOだけではなく、小規模・ 自発的な住民主導のまちづくり活動やイベント開催にも積極的な支援を行うというような、少しばふ らっとした方向性になるかもしれないが、このようなことを一定のまとめにしていきたいと思ってい るが、いかがか。(異議なし)

・ 4ペ ージ 目の「 土地 の流動 性」は 、非常 に難 しい 問題で あるが 、これ につ いては、「 土地の流 動性 が低く、固定化しているため、空き地が目立っている」、「行政や地域の人だけではなく、高松丸亀町 商店街の東京委員会のように、外部から様々な分野の専門家等を入れて協議を進めていく必要がある のではないか」、「地域にまちづくりの機運が盛り上がらないうちは、土地の利用だけを先に検討して も解決は難しいのではないか」などの課題、問題点が確認されている。これらの課題、問題点を解決 するためにどうすべきかなど、今後の方向性について、御発言をいただきたい。非常に難しい問題で はあるが、改めて惹起してほしい。

○井田 範行委員

・ 非常に難しい問題ではあるが、重要性が非常に高いと受けとめている。いろいろな国のルール等の 中で、丸亀町みたいに土地を50年間、60年間借りてという手法が望ましいのかもしれないが、先ほど からの議論の中では、函館としては極めてハードルが高いと思う。そのような中、現実的に考えた時、 地権者から一定程度の土地を借り上げて、それを貸し与えると、そこに行政が入れるかとなるとこれ はまた難しい部分があるので、仕掛けづくりは当然行政側で行うが、商店街やTMOが、空き地を集 めて、こういう形で50年の担保があるという形の中で土地の活用を促すという作戦が今の段階ではそ こまでなのではないかと思う。本当は、土地の売買がもっと活発になればいいのだろうが、現実的に それは難しいということになれば、空いてるところを行政の担保をかけながら貸し与えて活性化して いくという提言がいいと思っている。

○委員長(工藤 篤)

・ 丸亀町商店街は、ある意味理想的で思い切ったことをやっていた。しかし、あそこにまで収れんす るということは相当目的意識の共有がなければできなかった。それと、後継者がいないところはもう やってもらわなくて結構ですよと、違うところに入ってもらいますよというような、非常にシビアな ものの考え方でやっていた。大手が来ても、売上げが少なければ撤退してもらいますというようなと ころまで踏み込んでやっており、すごいと思った。いずれにしても、やはり土台にあった土地問題を 整理して方向性を見出した。相続対策も含めてやったということは、参考になるという気はする。土 地を持っていても相続したらもともとなくなってしまうという場面も出てくるわけだから。

○福島 恭二委員

・ 丸亀町は、あの理事長がいたからできた。ああいう人ができるかどうかということが問題である。

(12)

やろうと思えばつくれる、できていくのだろうと思うのだが、まず機運が、何もかにも主体性を持っ た、あるいは自分たちのまちをこうしたいという機運をどうつくり上げて、それを一つにして取り組 むというところを誰が中心になってやるかというような話になり、その後、構造が出てきてどうだと なると思うのだが。その辺が大事な問題だと思う。

○委員長(工藤 篤)

・ 視察の時に話は出ていなかったが、東京委員会のメンバーの中に、事務的に主体的にかかわった女 性がいた。だから恐らく理事長だけでなくて、名前は忘れてしまったが、それなりに実行力のあるメ ンバーがいたはずである。

○福島 恭二委員

・ 情熱をもってやったからこそできたと思う。

○委員長(工藤 篤)

・ 西郷さんだったと思う。女性で、まちづくりの会社を運営している人なのだが。

○福島 恭二委員

・ あれだけやれば、国、県、市を動かす力になったと思う。

○委員長(工藤 篤)

・ 国の委員会の中にも入っているような人で、西郷 真理子さんという人だったと思うが、その方が 国の情報を東京委員会の中で入れて、それが即、先ほど井田委員がおっしゃったようなことをやって いたと。だから、そういう覚悟があるかないかで言えば、ちょっと失礼なものの言い方になるのだが、 恐らくその覚悟でやったのだと思う。

○松宮 健治委員

・ 皆さん同じ思いだと思う。今、突き詰めて考えると自分でも視察報告書の所見にこう書いた。平成 25年は1万3,000人が視察に訪れて、そのうちの地方議会関係者が4,800人。一自治体、一議会10人と しても48、約50くらいの議会が見ていれば、それはそのまま各議会で報告して、還流して実行すると、 50の丸亀町商店街が誕生しなくてはいけないのだが、現実はなかなかそうならない。丸亀町だけが特 別だということもあって、大門ではできないだろうという思いがよぎらないわけではないが、だから こそもう一回懇談できる機会があれば、実際、私たちが見て感じたことについて意見交換するだけで も刺激になると思う。今、土地の流動性の問題を解決しないかぎり、函館のまちそのものが再生して いかないと思っている。ここが一番難しい問題だと思っているのだが、経済建設常任委員会として、 函館駅前通にどうにぎわいを取り戻すかという議論の中で、土地の問題が出てきて、ここを突破出来 ると五稜郭も同じだし、五稜郭駅前も同じようなことを抱えていると思う。そういう意味では、行政 がやるべきこと、議会がやるべきこと、主体はどこかというと、やはり地元の方だと思う。丸亀町商 店街くらいというのはなかなか難しいのは重々わかるのだが、一枚でも二枚でも実践していただくと 自分たちのまちづくりになっていくと思うので、そのために議会として、議員として様々な応援はで きる。だから、これは議運の扱いになると思うが、議会報告会という形ではなくても、私ども経済建 設常任委員会として地元の関係の方々と議会の活動報告含めて意見の交流の場を設定してもいいと思 っている。多分、議会報告を兼ねて意見交換をやりますというくらいのほうが、集まる方もハードル

(13)

が低くなると思うので、できればそういう場を企画してはどうかと思っている。

○委員長(工藤 篤)

・ 先ほども申し上げたが、スケジュールの関係があるので、そこのところはそことしながら、議会報 告会の活性化のために、各委員会で主体的にそれぞれのところ、団体、個人でもいいのかもしれない が、そことの意見交換というか、それは一つの視野で提言されているので、そういう方向性は見つけ ていきたいとは考えているが、今回の案件については、もう1年半調査してきたので、そろそろまと めなければならない時期にも来ているし、任期の関係もある。だから一定の方向性は見出して、さら にそれを付加することができるのであれば、それはそれでやっていきたいというのが正副の考え方な のだが、御理解いただけるか。

○松宮 健治委員

・ 理解できる。了解した。

○吉田 崇仁委員

・ 視察 した 水木し げる ロード は800 メータ ーぐら いあっ たが 、函 館駅か ら大門 の端ま ではそこま での 距離はない。商店街では、歩いてみたいという思い、何かそういった発想がないのか。この函館駅前 通は、踊ってみてもわかるが大した距離ではない。最後まで歩いてみたいということををつかまない と、いつまでも活性化につながらない。歩くことによって、人通りが多くなることによって、活性化 されると思うので、そこのところをもう一度、商店街の人方にいろいろ意見を聞いてみたい。商店街 の方はこの通りを歩いてもらう方法を何も考えていないのだろうか。その点がポイントで、歩いてみ たいと、歩かせたいということがないのかと感じている。

○小山 直子委員

・ まとめを急がなければならないことはわかった。提言を早めに出して、こういう提言をまとめたと いうことを経済建設常任委員会として報告をする形で商店街振興組合や他の団体の方と意見交換をす るだとか、その方々を一堂に会してするだとか、形式はいろいろあると思うのだが、是非、仕掛けづ くりとして、またそういう場をつくっていただきたい。

○委員長(工藤 篤)

・ スケジュールもあるので、方向性を見出しながら、それを議会報告会という形で団体等に呼びかけ て、膝を交えて意見交換をしていくという道を探ってみたいと思っている。

○福島 恭二委員

・ とにかく主体性をもってやっていくようなスタイルを取らなければ、すぐ議会や行政におんぶにだ っこではだめだと思う。そういう方向で。

○委員長(工藤 篤)

・ 了解した。土地利用の再編、流動化、高度利用の促進についてだが、中心市街地における土地・建 物の所有、居住、営業等の権利関係は複雑であり、合意形成に相当の時間を要するケースもあること から、現在、進めている空き店舗対策などの短期的施策を継続して実施するとともに、土地利用の再 編、流動化、高度利用の促進のための方策について、中・長期的視点で検討していくことが必要であ る。先ほど井田委員がおっしゃっていたように、それを活用するためにどうするかとイメージなり、

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目標がはっきりした段階では、市が買い上げてそれを貸し与えるという、法的にそれができるかどう か疑問なところもあるのだが、そういうことも少し勉強していきたいと思う。そして、それらをバッ クボーンに、市としては、土地所有者――地権者に、まちづくりへの理解と協力を求める働きかけを 継続して行い、行政や地域の人だけでなく、外部から様々な分野の専門家等を入れた協議の場の設定、 丸亀町商店街の東京委員会というようなことを考えていきたいと思う。

・ その他、何か発言ないか。(なし)

・ 本件については、本日の調査において、課題・問題点と今後の方向性について、委員会として一定 の考え方をまとめてきた。最終的な取りまとめのイメージとしては、理事者に対する提言という形と してはどうかと考えているがが、各委員いかがか。(異議なし)

・ 次回委員会において、本日確認をした内容を踏まえ、提言書案を正副から示し、最終的な取りまと めに向けた協議に入りたいと思うので、よろしくお願いをする。

・ その他、本件にかかわって、各委員から何か発言あるか。(なし)

・ 閉会中に委員会が行った調査については、次の定例会で報告することとなるが、委員長の報告文に ついては委員長に一任願いたいと思う。これに異議あるか。(異議なし)

・ 議題終結宣告

─────────────────────────────────────────────── 2 その他

○委員長(工藤 篤)

・ 各委員から何か発言あるか。(なし)

・ 散会宣告

午後2時47分散会

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